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貴社では社有車を複数台所有されていらっしゃいますでしょうか。
複数台所有している場合、「適切な保険の掛け方」を知っていますでしょうか。もし、知らない場合には、自動車保険の保険料コストを抑えることが出来るかも知れません。 下記を参照いただき、自社の自動車保険を確認してみましょう。
※ここでの説明は10台以上所有(フリート)契約の場合は参考になりません。
自動車保険の保険料構成は、適切な保険料徴収のためにリスク細分化が複雑となっております。 まずは、大まかな保険料構成の紹介をいたします。
年齢条件が及ぼす保険料への影響値は極めて高く、特に「全年齢」「21歳以上」の条件の場合、その他と比較して、倍以上保険料となることもあり、保険料には非常に影響がある要素となります。
※保険会社によっては、30歳以上の条件を適用している会社もあります。
実際には車両保険以外を補償から外すことはあまりありませんが、③での説明をより分かりやすくするために記載しておきます。補償別で見た場合、おおよそ下記の割合となっています。
車両保険 | 50% |
対人賠償 | 25% |
対物賠償 | 20% |
人身傷害 | 5% |
※個人の見解で、根拠のある数字ではありません。
自動車保険では、「型式別料率クラス」が適用されています。 「型式別料率クラス」とは、自動車の型式ごとを各項目のリスクに沿ってランク分けをしたものです。具体的には自家用普通乗用、自家用小型乗用の車両には「1〜17」の数字、自家用軽四輪車の車両には「1〜3」の数字が、「車両」「対人」「対物」「人傷」の項目別に割り当てられています。
(例)型式ZVW52のプリウスの場合は、車両9 対人5 対物5 人傷6(2020年時点)となります。
数字の決定方法は、保険金の支払い状況などから、毎年1月1日に見直しがされております。一般的には修理金が高くなる外車などは高くなり、安全性能が高い車両は事故が少なく、数字も低くなります。 また、「② 補償別」で確認した通り、車両の数字が高ければ保険料に与える影響値が高く、人身の数値に大きく差があっても、大きな影響は受けません。
車両 | 対人 | 対物 | 人傷 | 保険料 | |
---|---|---|---|---|---|
① | 10 | 10 | 10 | 10 | 177,650円 |
② | 17 | 10 | 10 | 10 | 254,780円 |
③ | 10 | 10 | 10 | 17 | 193,020円 |
①と②の差額 | 77,130円 | ||||
①と③の差額 | 15,370円 |
このように、同じ条件でも料率クラスに違いがあれば、保険料に与える影響は大きくなります。 また、車両の料率クラスに差があれば、保険料の与える影響は非常に大きくなるということが確認出来ます。
複数台所有する場合で保険料をお得にするために、もう一つ理解をしておくルールがあります。 それは、車両入替ルールを用いた、「等級シャッフル」についてです。簡単に申し上げると、高い条件(保険料)となるの車両には高い等級を適用し、安い条件(保険料)の車両には低い等級の保険料を当てはめることで、総額の保険料を安くすることが出来るというものです。
このように、適切な等級を当てはめてあげるだけで、総額保険料を安くすることが出来ます。 しかし、いつでも等級シャッフルが使えるわけではなく、使う場合には条件があります。
それは、お車の増減、または車両入替が発生した時点のみです。 例えば、車が2台から3台になった。5台所有している内の1台を減車した。7台所有しており、1台を買い替えた、など ついては、車の増減、車両入替を予定している会社様は見直しのチャンスです。
さらに、ミニフリート契約を行うことで、さらなる保険料削減をすることが出来ます。
保険料構成、等級シャッフル、ミニフリート契約はご理解いただけましたでしょうか。 自社の契約がどのような状況か、早速確認をしてみましょう。